ホッキョクギツネ舎
北の大自然の中にいる動物は、其の雪一面に覆われた景色に溶け込むように毛並みを白くします。
ホッキョクグマが其の一番の例ですね。
白い動物はそれだけでとても珍しいですし、見ていて癒されます。
純白の毛並みを見ているだけで、何と無く心が洗われるかのようです。
そんな、白一色の動物のひとつに「ホッキョクギツネ」がいます。
ホッキョクギツネは、北海道ならに於いてはの動物というよりは、もっと北の動物です。
マイナス70度にも耐えられるという強さを持っている、気高い動物です。
そんなホッキョクギツネを見られる動物園は日本国内に於いては数が少なく、旭山動物園は其の少ない動物園のひとつです。
旭山動物園に於いては、ホッキョクギツネ舎で其の凛々しい姿を見ることができます。
寒さから身を守るために毛並が普通のオオカミよりも多いホッキョクギツネの姿は、カッコいいだけでなく可愛さも備えています。
其のため、大人からコドモ迄幅広い人気を獲得している動物です。
犬にかなり近い姿なので、馴染みがあるともいえるところがポイントなのかも知れませんね。
ホッキョクギツネの生態的な特徴は、自分が食べ残した食べ物を保存するという習性です。
北の台地に於いては、なかなか食べ物にめぐり会えません。
其のために、一度に全部食べられなかった場合は、残った分を保存するという習性が身についているのです。
ホッキョクギツネ舎に於いては、運が良ければそんな場面にも遭遇することができるかも知れませんね。